社会貢献(CSR)の取組

 公益財団法人東京都農林水産振興財団は、都市と調和する農林水産業の振興、うるおいと活力ある都民生活の向上、感性豊かな次世代の育成に寄与することを目的に設立されました。当財団では、東京の農林水産業の振興、農地や森林の保全、緑化推進など公益性の高い事業を実施しているほか、環境配慮の取組、普及啓発活動等を通じて、自然環境の保全や都民生活の向上に努めています。加えて、企業・団体等が行う社会貢献(CSR ※1 )の取組も支援しています。

※1  CSRとは、企業等が利潤を追求するだけでなく、組織活動が社会へ与える影響に責任をもち、顧客、株主、消費者など利害関係者の存在を考慮し、法令遵守、環境への配慮、地域社会との共存・貢献などを企業活動に取り入れ、持続可能な社会を築いていくために社会的責任を果たすこと。

環境配慮の取組

■多摩産材の利用
 当財団では、花粉を多く飛散するスギ・ヒノキ林を伐採し、花粉の少ないスギなどに植え替える「花粉の少ない森づくり運動」を推進しています。また、森林循環を促進するため、多摩地域で生育し、適正に管理された森林から生産された多摩産材の利用と普及に努めています。
 樹木は二酸化炭素を吸収し、炭素として取り込みます。取り込んだ炭素は、伐採された木材・木製品でも固定され続け、木材を使うことは地球温暖化の防止に繋がります。
  立川庁舎では、平成29年に外構、内装、什器など、可能な限り多摩産材を利用した庁舎に改修し、多摩産材モデルオフィスとして公開しています。

○多摩産材利用材積 約38m³(直径25cm×4mの丸太で約304本分に相当)

正面玄関
エントランス
ヒノキ執務机
ヒノキ長机

■森林認証
 当財団が管理する森林及び貯木場について、森林認証制度※2における一般社団法人緑の循環認証会議(SGEC)の森林管理(FM)認証及びCoC認証を取得しました。

※2  適切な森林管理や持続可能な森林経営を行っている森林と、そこから生産・加工された木材等を取り扱う加工・流通業者を第三者機関が審査・認証し、一般材と区分する制度のこと。持続可能な森林経営を行っている森林を認証する森林管理(FM)認証と、認証森林から産出される認証生産物の生産・加工・流通の各工程が適切に管理されていることを認証するCoC認証がある。

普及啓発活動

 当財団では、東京の農林水産業への理解を深めていただくため、職場体験や施設見学などの機会を地域の皆様に提供しています。

■職場体験実習、施設見学の受入れ
 未来を担う子供たちに食と農業の大切さを伝えるため、地域の幼稚園・保育園児を対象にサツマイモ栽培体験を行っています。そのほか、各施設で職場体験や施設見学の受入れを行い、農林水産業に関する普及啓発に取り組んでいます。

サツマイモ栽培体験
栽培漁業の体験学習
中学生の職場体験

東京農林水産フェアの開催

 立川庁舎及び青梅庁舎を一般開放して、試験研究の紹介、農業体験など都民の皆様に東京の農林水産業について楽しく学べる機会を提供しています。イベント参加費の一部は、緑の募金への寄付を通じて森林整備や緑化推進に役立てています。

花壇苗等の販売

家畜ふれあいデー
ツリークライミング

■都民の森林とのふれあい
  都民が森林に親しみ、都民参加の森づくりを推進していくため、「森林を守る都民基金」の運用益を活用して、「森林浴登山」や「森林ふれあい教室」などを開催しています。

森林浴登山
森林ふれあい教室(昆虫観察)

企業・団体等が行う社会貢献活動(CSR)への支援

  近年、企業や団体では、事業活動を通じて社会貢献の責務を果たすCSRの取組が拡大しています。当財団では、こうした企業・団体と連携し、環境保全や教育普及活動など企業・団体等が行うCSRの取組を支援しています。

■企業の森
  当財団では、環境保全に取り組む企業・団体ならびに森林所有者と森林整備に関する「企業の森」協定を締結し、「花粉の少ない森づくり運動」を推進しています。企業・団体の協賛により 森林整備を行うとともに、社員による森林ボランティアや社員研修の場を提供するなど森づくり活動を支援しています。

■都民参加型体験事業
  食育活動の一環として「都民と進める食と農の体験事業」を実施しています。農作業体験や家畜ふれあい体験など都民が農畜産業について楽しく学べる機会を提供し、農畜産物に対する理解促進と健全な食生活習慣を培います。

農業体験教室
家畜ふれあい体験
食育クイズ
ソーセージ作り体験